アスリート紹介
永野 美穂
身体障害者アーチェリー選手権大会 優勝
(ドバイ大会)MIX 3位入賞
身体障害者アーチェリー選手権大会 優勝
永野選手
インタビュー
きっかけは?
出身地(愛媛県今治市)にあるスポーツ施設でアーチェリーと出会いました。左腕が使えないので自分には難しいと思っていましたが、施設のアーチェリー教室に参加した際に、口で引くことを提案してくれて始めたのがきっかけです。
アーチェリーを始めた当時、上手く弓を引くことができず、1メートル先の的でさえ、なかなか届きませんでした。それでも的の中心に当たったときは、とてもうれしかったことを覚えています。
アーチェリーの魅力とは?
アーチェリーはバリアフリースポーツとも言われていますが、老若男女、障がいの有無に関係なく、同じ土俵で競技できるところが一番の魅力です。
私にとって、パラスポーツは、自分への挑戦です。できないことを嘆くのではなく、できることに目を向けると、新しい世界を見ることができます。
どのように対策されていますか?
雷以外、大風や大雨でも競技は続行されます。
通常、的は10点となる50メートル先の8センチを狙っていますが、晴れていても、的の細かい部分までは肉眼では見えておらず、色の区別が付く程度です。日頃から、風や雨による天候の影響も考え、微調整できる練習もしています。
ちなみに、普段の練習では、一日に300本くらいは矢を放っています。夏の日差しや冬の寒さは身にしみますが、千射万箭(せんしゃばんせん)の精神で、1本1本集中して練習しています。
いつも応援くださり、ありがとうございます。
アーチェリーを通じて、私を応援してくださる様々な方々と出会うことができています。私の人生を素晴らしいものにしてくれたアーチェリーやファンの皆さまに心から感謝しています。
これからもアーチェリーを通じて、いろいろな事に挑戦していきます。アーチェリーはなかなか触れる機会の少ない競技ですが、体験できる施設もたくさんあります。
ぜひ多くの方に体験して欲しいと思います。