中小企業調査「大同生命サーベイ」2017年6月度レポート | 大同生命を知る | 大同生命
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中小企業調査「大同生命サーベイ」 2017年6月度レポート

景況感

  • 「業況DI」は▲4.1pt(前月比+0.4pt)、「将来DI」は6.5pt(前月比▲0.2pt)といずれも前月からほぼ横ばいとなりました。

個別テーマ 助成制度の活用

  • 過去3年間では、約3割の経営者が助成制度を「1回以上」利用したと回答。利用した分野は、「人材確保・育成」が約5割と最も多くなりました。
  • 今後利用したい分野も「人材確保・育成」が最多。一方、過去3年間で利用した分野との比較では、特に「事業承継」を挙げる経営者の割合が多くなっています。
  • 制度に関する情報の収集手段では、「支援機関からの情報提供」が約3割と最も多く、次いで「金融機関からの情報提供」「専門家への相談」となりました。
  • 過去3年間で制度を利用していない経営者からは、その理由として、「手続きの繁雑さ」や「どのような制度があるかわからない」などの声があがりました。

景況感

(1)現在の業況と将来の見通し

個別テーマ 助成制度の活用

Q1. これまでに聞いたことがある助成制度は何ですか?

  • 「人材開発支援助成金」「雇用調整助成金」「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」がそれぞれ約4割と最も多くなりました。

Q2. 過去3年間で国や地方公共団体等の助成制度(補助金、助成金などの金銭面の支援)を何回利用されましたか?

  • 約3割の経営者が「1回以上」と回答。業種別では「製造業」での利用が多く、経営者の年齢別では年代が若い層ほど利用が多くなっています。

Q3. 過去3年間でどの分野の助成制度を利用しましたか?また、今後利用したいのはどの分野ですか?

  • 過去3年間で利用した分野は、「人材確保・育成」が約5割と最も多く、次いで「設備投資」「既存事業の強化・改善」となりました。業種別にみると、「製造業」では「設備投資」が最も多くなっています。
  • 今後利用したい分野も「人材確保・育成」が約5割と最多。一方、過去3年間で利用した分野との比較では、特に「事業承継」を挙げる経営者の割合が多くなっています。

①過去3年間で利用した分野(Q2で「1回以上」と回答した企業)

②今後利用したい分野

Q4. 助成制度の情報収集を目的に、過去3ヵ月で利用した手段は何ですか?

  • 「支援機関からの情報提供」が約3割と最も多く、次いで「金融機関からの情報提供」「専門家への相談」となりました。

Q5. 今後、助成制度を利用する際に相談したい相手は誰ですか?

  • 「専門家」が約5割と最も多く、次いで「地元の支援機関」となりました。

参考:人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)の活用による事業の改善事例(自由回答)

  • 手続きも少なく、研修を通じて社員のモチベーション向上にも繋がった(九州・沖縄/サービス業)
  • 助成金を利用することで若い人材が定着した(関西/製造業)
  • 社外研修への参加が増えた(中国/サービス業)

Q6. 助成制度を利用していない理由は何ですか?(Q2で「0回」と回答した企業)

  • 過去3年間で助成制度を利用していない経営者からは、「手続きの繁雑さ」や「どのような制度があるかわからない」などの声があがりました。

各種助成・支援制度を利用していない理由(自由回答)

  • 活用してみたいが、そもそも誰に相談していいか、わからない(東海/建設業)
  • 手続が複雑である(北海道/サービス業)
  • 助成・支援制度活用時の経過および成果報告を簡便にしてもらいたい(南関東/建設業)

Q7. 過去3年間における商工会・商工会議所の支援制度(各種相談や情報提供)の利用状況と利用したきっかけをお答えください。また、今後活用したい支援制度は何ですか?

  • 過去3年間で商工会・商工会議所の支援制度を利用した経営者は約4割。利用した支援制度では「経営に役立つ情報の提供」が最多となりました。
  • 利用したきっかけは、「チラシ・パンフレット」が約4割と最も多く、次いで「セミナーへの参加」となりました。
  • 今後活用したい支援制度も、「経営に役立つ情報の提供」が約5割と最も多くなっています。

①過去3年間の利用状況

②過去3年間で利用した支援制度

③利用のきっかけ

④今後活用したい支援制度