中小企業調査「大同生命サーベイ」 2018年6月度レポート
景況感
- 「業況DI(自社の現在の業況)」は▲0.8pt(前月比▲1.7pt)、「将来DI」は9.3pt(前月比▲0.9pt)と、いずれも悪化しました。
個別テーマ 経営者の労働実態
- 中小企業政策の柱として重要視されている業務効率化について、「経営者の労働時間」や「従事する業務割合」、「業務削減により時間が確保できた場合に注力したいこと」などを調査しました。
- 経営者の1日あたりの労働時間は、「8時間」が約3割と最も多く、休暇日数は「約1日」が約4割と最も多くなりました。また、現在経営者が従事する業務については、「経営企画・管理」が約3割と最も多く、削減したい業務では、「経理・総務・その他」が約2割と最も多くなりました。
- 業務削減により時間が確保できた場合に注力したいことでは、「経営計画の策定・見直し」「趣味・休息」がそれぞれ約3割と最も多くなりました。
景況感
(1)現在の業況と将来の見通しの推移
個別テーマ 経営者の労働実態
4月に閣議決定された小規模企業白書では、人手不足により経営者に業務が集中していることから、経営者の業務効率化を進めることが必要とされています。
Q1. 1日あたりの労働時間は何時間ですか。
- 全体では「8時間」が約3割と最も多く、次いで「10時間」が約2割となりました。
- 年齢別では、年齢が若いほど労働時間が長くなっています。業種別では、大きな差はありませんでした。
Q2. 1週間のうち平均的な休暇日数は何日ですか。
- 全体では「約1日」が約4割と最も多く、次に「約2日」が約3割となりました。
- 1日あたりの労働時間別では、労働時間が長い経営者ほど、休暇日数が少なくなっています。特に、1日あたりの労働時間が12時間以上では、「ほぼ休暇を取得していない」「約半日」が約3割となっています。
- 業種別では、建設業で「約1日」以下が約6割となっています。
Q3. 一日あたりの労働時間について、どのような業務にどの程度の割合で従事されていますか。
- 全体では「経営企画・管理」が約3割と最も多くなりました。
- 従業員規模別では、従業員数が多いほど「経営企画・管理」が多くなっています。
Q4. 最も削減したい業務とその業務を削減する場合に必要な対応は何ですか。
- 最も削減したい業務では、「経理・総務・その他」が約2割と最も多くなりました。
- 業務削減に必要な対応では、「製造・建設」で「人員の増員」が最も多く、「製造・建設」以外では「人材育成」が最も多くなりました。また、「経理・総務・その他」では「IT化等による業務の効率化」が他の業務に比べ多くなりました。
Q5. 業務削減により、時間が確保できた場合に注力したいことは何ですか。
- 仕事関係では、「経営計画の策定・見直し」が、プライベートでは、「趣味・休息」がそれぞれ約3割と最も多くなりました。
- 年齢別にみると、年齢が若いほど仕事関係の割合が多く、年齢が高いほどプライベートの割合が多い傾向となりました。
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