中小企業調査「大同生命サーベイ」 2018年8月度レポート
景況感
- 「業況DI(自社の現在の業況)」は▲1.1pt(前月比▲0.7pt)と前月からほぼ横ばい、「将来DI」は6.6pt(前月比▲1.9pt)と悪化しました。
個別テーマ ITの活用実態
- 働き方改革においてポイントとなる業務に関するITの活用実態について、「IT化の状況」や「IT化による効果」、「IT化を推進するうえでの課題」などを調査しました。
- IT化の状況では、「IT化に取組んでいる」が約8割となりました。
- IT化による効果では、「業務のスピードアップ」が約7割と最も多くなりました。
- IT化を推進するうえでの課題では、「ITに関する知識不足」「セキュリティ面で不安がある」が約3割と最も多くなりました。
景況感
(1)現在の業況と将来の見通しの推移
個別テーマ ITの活用実態
政府が働き方改革を推進するなか、ITを活用した働き方改革に取り組む事業者が増えてきています。
Q1. 主な業務※のIT化の状況はどの程度ですか。
※「財務・会計」「決済業務」「人事・労務管理」「顧客管理」「受発注・在庫管理」の5業務
- 約8割が「IT化に取組んでいる」と回答。また、約3割は「5業務すべてIT化している」となりました。
- 従業員規模別では、規模が大きいほどIT化している業務が多くなっています。
- 業務別では、「財務・会計」が約8割と最も多く、次いで「決済業務」が約7割となりました。
Q2. IT化により感じた効果は何ですか。
- 「業務のスピードアップ」が約7割と最も多くなりました。
Q3. 今後IT化したい業務は何ですか。
- 「受発注・在庫管理」「顧客管理」が約3割と最も多くなりました。
- 従業員規模別では、規模が大きいほどIT化の意向が高くなっています。
Q4. IT化を推進するうえでの課題は何ですか。
- 「ITに関する知識不足」「セキュリティ面で不安がある」が約3割と最も多くなりました。
- 従業員規模別では、規模が小さいほど、「経済的な余裕がない」が多くなりました。また、規模が大きいほど「業務のやり方を変える必要がある」が多くなりました。
Q5. 経営者ご自身が利用されているIT機器は何ですか。
- 「経営者専用のパソコン」が約7割と最も多く、次いで「スマートフォン」が約6割となりました。
- 経営者の年齢別では、年齢が低いほど「タブレット」「スマートフォン」の利用率が高くなりました。
Q6. 経営者ご自身がIT機器を利用して行っている業務は何ですか。
- 「電子メール」が約8割と最も多く、次いで「インターネットでの情報収集」が約7割となりました。
- 年齢別では、年齢が低いほどIT機器を利用している割合が高くなっています。
Q7. 情報収集・発信等でSNS※を利用していますか。
※LINE、Facebook、YouTube、Google+、Instagram、Twitter
- 「SNSを利用している」が約7割となりました。年齢別では、年齢が低いほど利用率が高くなっています。
- 利用しているサービスでは、「LINE」が約6割と最も多く、次いで「Facebook」が約3割となりました。
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