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中小企業調査「大同生命サーベイ」 2019年12月度レポート

景況感

  • 「業況DI(自社の現在の業況)」は前月比▲0.7ptと悪化し、▲10.4ptとなりました。
  • 「将来DI(自社の1年後の業況)」は前月比▲0.1ptと横ばいで推移し、▲1.5ptとなりました。

個別テーマ:2019年の振り返りと2020年への期待、環境問題への関心

2019年の経営環境を振り返り、どのような1年だったかお聞きしました。また、国内外で地球温暖化が原因とみられる異常気象が相次ぐなか、世界的に関心が高まっている「環境問題」について、中小企業経営者の意向を調査しました。

  • 2019年の経営環境について、「良かった」と回答した企業の割合は31%、「悪かった」は21%と、いずれも前年に比べ悪化。業種別でみると、「製造業」「卸・小売業」で「悪かった」が「良かった」を上回るなど前年に比べ大幅に悪化しており、米中貿易摩擦などによる世界経済の減速が、「製造業」を中心に大きく影響した1年であったことがうかがえます。
  • 環境問題への関心について、95%が「関心がある」と回答。「関心がある理由」は「次世代のために環境保全が重要なため」が65%と最も多く、「今後の事業活動においても環境問題に取り組みたい」と回答した企業の割合は74%。異常気象による自然災害が相次ぐなか、次世代のために環境問題に取り組もうとする経営者が多いことがうかがえます。

景況感

(1)現在の業況と将来の見通しの推移

個別テーマ:2019年の振り返りと2020年への期待、環境問題への関心

2019年の経営環境を振り返り、どのような1年だったかお聞きしました。また、国内外で地球温暖化が原因とみられる異常気象が相次ぐなか、世界的に関心が高まっている「環境問題」について、中小企業経営者の意向を調査しました。

Q1. 2019年の経営環境はいかがでしたか。

  • 2019年の経営環境について、「良かった」と回答した企業の割合は31%、「悪かった」は21%と、いずれも前年に比べ悪化しました。
  • 業種別でみると、「製造業」「卸・小売業」で「悪かった」が「良かった」を上回るなど前年に比べ大幅に悪化しており、米中貿易摩擦などによる世界経済の減速が、「製造業」を中心に大きく影響した1年であったことがうかがえます。
  • 「良かった」理由は、「利益が拡大」が26%と最も多く、次いで「売上が拡大」が22%、「従業員が成長」が11%となりました。
  • 「悪かった」理由は、「売上が縮小」が41%と最も多く、次いで「利益が縮小」が22%、「従業員が減少」が8%となりました。

Q2. 2019年の出来事で印象に残っているものは何ですか。[20項目の選択肢より回答]

  • 「ラグビーW杯日本大会 日本初のベスト8」が35.9%と第1位となりました。以下、「相次ぐ台風・豪雨災害」が35.8%(2位)、「令和へ改元 第126代天皇陛下が即位」が33.5%(3位)、「消費税10%・キャッシュレス還元スタート」が33.3%(4位)となりました。

Q3. 2020年の経済環境に期待することは何ですか。

  • 「個人消費の拡大」が37%と最も多く、次いで「人手不足の解消」が32%となりました。
  • 業種別でみると、「卸・小売業」で「個人消費の拡大」が50%、「建設業」で「人手不足の解消」が46%、「製造業」で「世界経済の安定・好転」が40%と他業種に比べ多くなりました。

Q4. 2020年に特に注力したい経営課題は何ですか。

  • 「人材の確保」が39%と最も多く、次いで「人材の育成」が38%となりました。人手不足が深刻化するなか、労働力の確保や生産性向上に対する関心の高さがうかがえます。
  • 業種別でみると、「建設業」で「人材の確保」が56%と他業種を大幅に上回りました。人手不足は「建設業」で特に深刻であることがうかがえます。

Q5. 関心がある環境問題とその理由は何ですか。

  • 環境問題への関心は、「関心がある」が95%となりました。
  • 関心がある環境問題は、「異常気象」が38%と最も多く、次いで「地球温暖化、海面上昇」が30%となりました。
  • 関心がある理由は、「次世代のために環境保全が重要なため」が65%と最も多くなりました。

Q6. 現在、貴社で行っている環境問題への取組みは何ですか。

  • 現在行っている環境問題への取組みは、「空調・照明などの運用対策による省エネ」が56%と最も多くなりました。

Q7. 今後、「事業活動」において、環境問題へ取り組みたいと思いますか。

  • 今後の事業活動における環境問題への取組み意向は、「取り組みたい(積極的に取り組みたい・取り組みたい)」が74%となりました。
  • 従業員規模別でみると、規模が大きいほど「取り組みたい」が多くなりました。

参考情報

環境配慮経営ポータルサイト(環境省HP)別ウィンドウで開きます

持続可能な社会の実現に向けた事業者による環境に配慮した経営(環境配慮経営)の重要性等について掲載。

Q8. 尊敬する経営者・実業家は誰ですか。[現役・引退(歴史上の人物)、国内・海外問わず]

  • 尊敬する経営者・実業家は、「松下 幸之助」が第1位、「稲盛 和夫」が第2位、「本田 宗一郎」が第3位となりました。
  • 女性1位は、当社創業者の一人「広岡 浅子」となりました。(総合22位)

Q9. 2019年に読んだ最も印象に残っている本は何ですか。

  • 2019年に読んだ最も印象に残っている本は、「日本国紀」が第1位、「一切なりゆき」が第2位、「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」が第3位となりました。