中小企業調査「大同生命サーベイ」2020年1月度レポート | 大同生命を知る | 大同生命
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中小企業調査「大同生命サーベイ」 2020年1月度レポート

景況感

  • 「業況DI(自社の現在の業況)」は前月比▲1.6ptと悪化し、▲12.0ptとなりました。
  • 「将来DI(自社の1年後の業況)」は前月比+1.4ptと改善し、▲0.1ptとなりました。

個別テーマ:販路開拓へ向けた取組み

人口減少等による国内の需要減少が進むなか、「販路開拓」は中小企業の重要な経営課題です。2019年9月実施の本調査において、「事業強化に向けて取り組んでいること」として、約4割が選択された「新規顧客の開拓(販路拡大)」(選択肢のうち第1位)について、取組み内容等について調査しました。

  • 過去1年間の売上に占める新規顧客の割合は、「5%未満」が最も多く33%となりました。自社の業況が良い企業ほど売上に占める新規顧客の割合が多く、新規顧客の開拓が企業業績に大きく影響していることがうかがえます。
  • 販路開拓へ向けて効果の大きかった取組みは、「経営者によるトップセールス」が29%と最も多くなりました。過去1年間の売上に占める新規顧客の割合別でみると、新規顧客の割合が多い企業ほど「ホームページの活用・アクセス分析」「SNSの利用」が多くなりました。
  • 販路開拓にあたっての課題は、「新規顧客へのアプローチ」が35%と最も多くなりました。過去1年間の売上に占める新規顧客の割合別でみると、新規顧客の割合が多い企業ほど「商品・サービスのPR」が多くなりました。

景況感

(1)現在の業況と将来の見通しの推移

個別テーマ:販路開拓へ向けた取組み

人口減少等による国内の需要減少が進むなか、「販路開拓」は中小企業の重要な経営課題です。2019年9月実施の本調査においても、「事業強化に向けて取り組んでいること」として、「新規顧客の開拓(販路拡大)」と回答された中小企業経営者の割合は約4割(選択肢のうち第1位)となりました。

Q1. 過去1年間の売上に占める新規顧客(新たに獲得した顧客・取引先)の割合を教えてください。
※1年以内に起業された方を除く

  • 過去1年間の売上に占める新規顧客の割合は、「5%未満」が33%と最も多く、次いで「5~10%未満」が25%となりました。
  • 業種別でみると、「サービス業」では「30%以上」が12%と他の業種に比べ多くなりました。
  • 自社の業況別でみると、「業況が良い企業」では「30%以上」が13%など、「業況が良い企業」ほど売上に占める新規顧客の割合が多くなりました。

Q2. 販路開拓へ向け実施している(したことがある)取組みのうち、効果が大きかったものは何ですか。
※Q1で「新規顧客への売上あり」と回答された方が回答

  • 販路開拓へ向け効果の大きかった取組みは、「経営者によるトップセールス」が29%と最も多く、次いで「販売エリア・業種の拡大」が19%となりました。
  • 過去1年間の売上に占める新規顧客の割合別でみると、新規顧客の割合が多いほど「ホームページの活用・アクセス分析」「SNSの利用」が多くなりました。

Q3. 販路開拓にあたっての課題は何ですか。

  • 販路開拓にあたっての課題は、「新規顧客へのアプローチ」が35%と最も多く、次いで「市場・顧客ニーズの把握」が30%となりました。
  • 過去1年間の売上に占める新規顧客の割合別でみると、新規顧客の割合が多いほど「商品・サービスのPR」が多くなりました。
  • 業種別でみると、「情報通信業」で「商品・サービスのPR」が31%、「販路開拓のための人材確保」が26%と、全体平均と比べ10pt以上多くなりました。

Q4. 販路開拓(国内・海外含む)にあたって行政等に期待する支援策は何ですか。

  • 行政等に期待する支援策は、「市場・業界動向等に関する情報提供」が27%と最も多く、次いで「顧客・販売先の紹介やマッチング支援」が22%となりました。

Q5. 販路開拓に向けた海外進出の意向について、お答えください。

  • 販路開拓に向けた海外進出の意向は、「意向あり(現在進出中/今後取組む予定/関心はあるが具体的に取り組めていない)」が25%となりました。そのうち「関心はあるが具体的に取り組めていない」が15%と半数以上が関心はあっても取り組めていない結果となりました。
  • 業種別でみると、「製造業」が33%と他業種に比べ多くなりました。

Q6. 海外進出へ向け実施している取組みは何ですか。
※Q5で「現在進出中」「今後取組む予定・検討中」「進出を検討中(以前進出し、撤退経験あり)」と回答された方が回答

  • 海外進出へ向け実施している取組みは、「現地企業への輸出」が34%と最も多くなりました。
  • 業種別でみると、「現地企業への輸出」は「卸・小売業」が49%、「現地企業との人材交流」は「サービス業」が32%、「現地に生産・販売拠点を確保」は「製造業」が27%と、全体平均と比べ10pt以上多くなりました。

Q7. 海外進出に「取り組めていない」「関心はない」理由は何ですか。
※Q5で「関心はあるが具体的に取り組めていない」「関心はない」と回答された方が回答

  • 海外進出に「取り組めていない」「関心はない」理由は、関心はあるが具体的に取り組めていないと回答した企業(Q5で回答)では「何から着手すればいいかわからない」が27%と最も多くなりました。

参考情報

海外展開支援情報(中小機構HP)別ウィンドウで開きます

初期の計画段階から進出後のフォローアップまで、幅広い支援情報を掲載。