人材戦略
中小企業経営者アンケート調査「大同生命サーベイ」
2025年8月度レポート
調査結果のポイント
- 人材採用について「採用でき、充実している」と回答した企業は14%に止まり、採用活動に苦慮していることが分かりました。また半数の企業が「採用活動をしていない」と回答しました。
- 人材を採用できた要因として、「労働時間や休暇制度の柔軟さ(35%)」が最も多く、次いで、「従業員の人柄・社風が良い(28%)」「給与水準を引き上げた(23%)」となりました。
- 採用の課題は、「応募者数が少ない」との回答が最も多く、特に採用できなかった企業は、その割合が高い結果となりました。
- 採用活動で利用している方法について、採用に成功した企業では「ハローワーク(61%)」「求人サイト(44%)」「自社HP(31%)」と様々な方法を利用していることがわかりました。
【専門家意見】柴本 昌彦
[神戸大学 経済経営研究所 教授]
中小企業の経営課題である「人手不足」の解決にむけては、その入り口となる「採用活動」が重要です。今回の調査で、「労働条件の柔軟性」や「社風の良さ」などに取り組んだ企業が採用に成功している結果となっており、応募者が「給与水準」よりも「働きやすさ」といった点を重視する傾向が分かりました。
また、採用方法として、ハローワークを利用する企業が多いようですが、採用に成功している企業では、求人サイト、自社HPの活用など、様々な手段を駆使しており、採用の間口を多様化することも必要です。加えて、人材育成にも取り組む必要がありますが、今後「人材開発支援助成金」制度などを活用しながら対応していくことが求められています。
景況感
現在の業況と将来の見通し
※2020年3月は新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ調査を中止しました。
-
activity
-
collab
-
collab
-
business
-
activityNEW
-
collabNEW
-
activityNEW
-
managementNEW