中小企業調査「大同生命サーベイ」 2018年5月度レポート
景況感
- 「業況DI(自社の現在の業況)」は0.9pt(前月比▲0.2pt)、「将来DI」は10.2pt(前月比+0.2pt)と、先月に引き続き、調査開始(H27.10)以来の最高値を更新しました。
個別テーマ 販路開拓
- 人材育成や資金調達等と並び、中小企業の最も重要な経営課題の一つとされている「販路開拓」について、「販路開拓の取組方針」や「効果の大きかった取組み」を調査しました。
- 販路開拓の取組方針では、「新規顧客」「既存顧客(取引量の拡大等)」の開拓を重視していると回答された企業がそれぞれ約4割となりました。
- 過去1年の売上に占める新規顧客の割合では、「10%未満」が約8割となりました。
- 効果の大きかった取組みでは、営業面は「経営者によるトップセールス」が約4割と最も多く、次いで「販売エリア・業種の拡大」が約3割となりました。マーケティング面は「ホームページの開設・アクセス分析」が約3割と最も多くなっています。
景況感
(1)現在の業況と将来の見通しの推移
個別テーマ 販路開拓
中小企業における「販路開拓」は、人材育成や資金調達等と並び、最も重要な経営課題の一つとされています。
Q1. 「販路開拓」のために重視しているのは、「新規顧客」「既存顧客(取引量の拡大等)」のどちらですか。
- 「新規顧客」「既存顧客」の開拓を重視していると回答された企業がそれぞれ約4割となりました。
- 経営者の年齢層別でみると、若い層ほど「新規顧客」を重視していることがうかがえます。
- 業種別でみると、「卸・小売業」「サービス業」で「新規顧客」を重視している割合が多くなっています。
Q2. 過去1年の売上げに占める新規顧客の割合をお答えください。
- 売上に占める新規顧客の割合は、「10%未満」が約8割となりました。
- 業種別にみると、「製造業」で「10%未満」の割合が最も多くなっています。
- 前年同月比の業況別でみると、「業況が改善した」企業ほど売上に占める新規顧客の割合が多くなっています。
Q3. 「販路開拓」に向けて実施している(したことがある)取組みのうち「効果が大きかったもの」は何ですか
- 営業面では「経営者によるトップセールス」が約4割と最も多く、次いで「販売エリア・業種の拡大」が約3割となりました。
マーケティング面では「ホームページの開設・アクセス分析」が約3割と最も多くなっています。 - 「新規顧客の開拓を重視」する企業では、営業面で「インターネット販売や電子取引の導入」が、マーケティング面で「ホームページの開設・アクセス分析」「SNSの活用」が「既存顧客の開拓を重視」する企業に比べ、多くなっています。
その他取組み(自由記入)
- 顧客の口コミによる宣伝(九州・沖縄/卸・小売業 他多数)
- 製品のPRの機会として展示会へ参加(北関東/製造業)
- イメージキャラクター作成によるイメージチェンジ(東海/小売業)
Q4. 「販路開拓」のために、行政等に期待する支援策は何ですか。
- 「販路開拓」のために行政等に期待する支援策は、「補助金・助成金」が約5割と最も多く、次いで「市場・業界動向等に関する情報提供」「顧客・販売先の紹介やマッチング支援」となりました。
- 業種別にみると、「製造業」「建設業」で「補助金・助成金」が約6割と最も多くなりました。
Q5. 新規事業・販路開拓等の資金調達方法として、「クラウドファンディング」へ関心はありますか。
- 「活用している・したことがある」「関心はあるが活用していない」が約4割となりました。一方、「関心はない」も約4割となっています。
- 「活用している・したことがある」を業種別にみると、「卸・小売業」「サービス業」が多くなっています。
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