環境負荷軽減の取組み
自社および取引先を含めた気候変動への対応
当社は、気候変動問題をはじめとする地球環境の問題の重要性を十分認識し、地球環境の保護が私たちにとって重要な課題であると位置付けています。
持続可能な社会の実現を目指していくため、省エネや省資源への取組みを中心に、環境負荷軽減に向けた活動を推進しています。
【参考】気候変動問題について
気候変動問題は、私たちの生活にも影響する非常に身近な問題です。
まずは、気候変動問題を分かりやすく解説し、企業や個人が環境保護に向けて、身近にできる取組みを紹介している外部サイトをご紹介いたします。
「よく分からない」「どう取組んでいいか分からない」と感じられている方は、ぜひこちらをご覧ください。
「気候変動」をはじめとした地球環境に関する課題の最新情報と、豊かで安定的な生活をおくるために、生命保険会社やそこで働く個人が身近にできることをまとめたハンドブックです。
出典:環境省 脱炭素ポータル
脱炭素社会の実現に向けた国の取組みや、トピックス、新着ニュースなどを発信するとともに、関連サイトを紹介しています。
CO2排出量の削減
当社におけるCO2排出量は、その9割以上が使用電力に由来しています。そのため、CO2排出量の削減目標とともに再生可能エネルギー導入目標を設定し、エネルギー使用量の抑制と再生可能エネルギーの導入推進により、CO2排出量の削減に努めています。
2023年度のCO2排出量削減率(2013年度比)は47.6%、また使用電力の再生可能エネルギー比率は2023年度より東京日本橋タワー、大阪本社および南館、江坂ビルの4物件で同エネルギー導入を開始し、2023年度実績で20.0%となっています。2024年度より霞が関ビル、横浜ビルでも導入を開始するなど、今後も環境保全に取り組む企業として、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めていきます。
再生可能エネルギー導入目標・CO2排出量削減目標
対象 | 目標 |
---|---|
再生可能エネルギーの導入 | 2030年度:自社の使用電力の60%を再生可能エネルギー化 |
2050年度:自社の使用電力の100%を再生可能エネルギー化 | |
自社CO2排出量 (Scope1・2) |
2025年度:40%削減(2013年度比) |
2030年度:70%削減(2013年度比) 2040年度:ネットゼロ |
|
投融資先のCO2排出量 (Scope3/カテゴリー15) |
2030年度:50%削減(2020年度比) |
2050年度:ネットゼロ |
※Scope1 自社による燃料の燃焼等による直接排出
Scope2 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3/カテゴリー15 Scope1・2以外の間接排出のうち投融資先による排出
CO2排出量
基準値 (2013年度) |
2021年度実績 | 2022年度実績 | 2023年度実績 | |
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CO2排出量 (Scope1・2) |
31,050t | 22,025t | 20,764t | 18,139t |
延べ床面積 | 382,100㎡ | 429,700㎡ | 427,600㎡ | 426,700㎡ |
原単位 | 0.0812t/㎡ | 0.0513t/㎡ | 0.0486t/㎡ | 0.0425t/㎡ |
対基準値 | - | 63.1% (▲36.9%) |
59.8% (▲40.2%) |
52.3% (▲47.7%) |
グループ共通目標・実績について、くわしくは以下のサステナビリティライブラリーを参照ください。
外部サイトへ移動します。
節電への取組み
当社を含むT&D保険グループでは5月から10月の間、オフィス内の冷房温度を28度に設定する「クールビズ」を、11月から3月までの間は室温を原則20度に設定する「ウォームビズ」を実施しています。
オフィス内および使用していないエリア(会議室・廊下など)の消灯、減灯や職員一人ひとりの環境に対する意識を向上する取組みとして、年2回、執務室などの一斉消灯を呼びかける「ライトダウンキャンペーン」等を実施して節電を図り、地球温暖化防止に努めています。
また、自社ビルでは空調設備・照明設備を省エネ効果の高い機器への切り替えを進めるなどによる節電を進めています。
電力使用量
基準値 (2016年度) |
2021年度実績 | 2022年度実績 | 2023年度実績 | |
---|---|---|---|---|
電力使用量 | 49,824千kwh | 47,839千kwh | 46,708千kwh | 44,613千kwh |
延べ床面積 | 399,900㎡ | 429,700㎡ | 427,600㎡ | 426,700㎡ |
原単位 | 124.6kwh/㎡ | 111.3kwh/㎡ | 109.2kwh/㎡ | 104.6kwh/㎡ |
対基準値 | - | 89.4% (▲10.6%) |
87.7% (▲12.3%) |
83.9% (▲16.1%) |
ペーパーレス化の推進
ペーパーレス会議実現のため会議室へのディスプレイ設置とタブレット端末の配備を進め、取締役会、経営執行会議等の重要会議を含む会議のペーパーレス化の取組みを拡大しました。さらに、普段のミーティングや打ち合わせもペーパーレスで行うため、モバイルPCの配付と無線LANの配備、ミーティングテーブルへのディスプレイ設置などを進め、業務の効率化とともに紙使用量の大幅な削減に取り組んでいます。
また、2021年4月より生命保険契約にかかわる「約款」「ご契約のしおり」を、冊子からWEB交付に変更することでペーパーレス化を進めています。
グリーン調達の取組み
主に事務用品など消耗品を対象とするグリーン購入の取組みに加え、商品パンフレット、ご契約のしおり・約款の印刷や、不動産の照明・空調等の設備の調達、システム機器・OA機器の調達を対象に、環境負荷軽減に配慮したグリーン調達の基準を定め、基準を満たすものから優先的に調達する取組みを実施しています。
脱プラスチックの取組み
環境負荷軽減に向けた対応として、業務上使用する帳票等のプラスチック使用量の削減の取組みを進めています。
2022年8月からは環境省プロジェクト「Plastics Smart」に参加し、従来まで使用していたプラスチック製のクリアファイルを紙製に切り替える等、代替素材の利用等によりプラスチック使用量の削減に努めています。
環境省「Plastics Smart」ロゴマーク